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秋元ファミリークリニック

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コラム

正しい手洗い、していますか?

2018.11.13

正しい手洗いで感染症予防を!

インフルエンザをはじめ、多くの感染症は咳やくしゃみの時に吐き出された、細菌やウイルスといった病原体を含むツバやタンの飛沫を直接吸い込む飛沫感染のほかに、病原体が手指に付着して、その病原体付きの手指で直接目や口を触れることで感染する接触感染によっても伝染します。手指にインフルエンザウイルスなどの病原体をつけたまま何かものを触ればそこに触った第三者の手にも付着するほか、食品が汚染されればそれを食べた人たちにインフルエンザやノロウイルスなどの感染が拡大します。飲食店ではお客さんからお客さんへの接触感染を防ぐために、お客さんが帰った後のテーブルの消毒をしているのを目にすることも多いでしょう。しかしいかに机などを消毒しても、私たちの手指がインフルエンザウイルスやノロウイルスなどの病原体で汚染されていれば元も子もありません。

マスクをしていれば良いですが、マスクをしていない時にもし万が一咳やくしゃみが出そうな場合には自分の手で直接受けるのではなく、袖の肘のところで受けるなどして手指を病原体入りのツバやタンで汚染することを避け、他の人に移さない咳エチケットが求められています。こうして手指を汚染したまま洗わずにものを触ったり他の人が食べる食品などに直に触るとそれに触れたり食べた人をインフルエンザウイルスやノロウイルスに感染させてしまうことになります。

しかし、電車の手すりや吊革、ドアノブやドアなどが汚染されている場合、目に見えない病原体が私たちの手指に気づかぬうちに付着していることもあり得ます。トイレから出た後は言うまでもありませんが、外出から帰ったり、食事をする前には必ず手指を正しく洗う必要があります。手指はさっと普通に水で流しただけでは病原体は綺麗には落ちません。また石鹸を使っても洗い残しがあればそこに病原体がついていて、洗っても感染してしまう場合があります。

こうした洗い残し、手洗いミスと呼びますが手指の先や指と指の間の股のところ、親指などに多いと言われています。

正しい手洗いをすることで、洗い残しを無くして手洗いミスを防ぎ、病原体を広めたり、あるいは意図せず感染してしまうという事態を防ぐことができます。

正しい手洗いについては以下のリンク先に動画がありますので、それをご覧になるとわかりやすいでしょう。ガチャピンとムックが正しい手洗いを教えてくれる楽しい動画です。ぜひお子さんともご一緒にご覧ください。これからの季節、インフルエンザやノロウイルス感染症をはじめとするウイルス性下痢症など接触感染の機会は増えます。ぜひ冬の感染症シーズンの前に正しい手洗いを身につけて自衛しましょう。

ガチャピン・ムックの正しい手洗い方法

リンク

インフルエンザ対策のポイント 東京都感染症情報センター
正しい手洗いの方法について 東京都感染症情報センター
咳エチケット 東京都感染症情報センター

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