イネ科花粉症
2022.05.16
スギやヒノキの春の花粉シーズンは終わりつつありますが、目のかゆみ、鼻のグズグズがなかなか治らない...という方が増えています。
うすうすご存じかもしれませんが、5月~6月に主に飛散している花粉は、カモガヤ、オオアワガエリ、ネズミホソムギ、オニウシノケグサ、などです。
これらは牧草として輸入され広く利用されていますが、寒さに強く繁殖力があることから、雑草として日本全国に広がりました。
飛散範囲は遠くまではあまり飛ばず、数10メートル程度、しかし気づかないうちに接触してしまうと、症状が強く出たり、肌荒れ(花粉皮膚炎)を起こすこともあるようです。
こんな都会でも雑草は生えているの?と思うかもしれませんが、公園やグラウンド、空き地はもちろん、都市の緑化計画で出来た緑の脇に雑草はたくましく生えています。症状も、くしゃみ、鼻水、鼻づまりが中心です。スギ花粉症に比べて
目のかゆみ・充血などの症状も出やすいかもしれません。
なんとこのイネ科の花粉のピークは2回あり、5月~6月と8月~9月いっぱい頃までとなります。
対策といえば、マスクやめがねを身につける。こまめな洗顔 うがい 手洗い,こまめな掃除、空気清浄機の使用など、ほかの花粉症対策と一緒です。
花粉症の症状が長引いてしまう などございましたらどうぞご相談ください。