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秋元ファミリークリニック

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コラム

子供だけでなく大人でもかかる、手足口病が猛威をふるっています

2019.07.14

急速に増えている手足口病

手足口病が猛威をふるっています。東京都感染症情報センターによりますと2019年7月1日より7日まで定点医療機関からの報告症例数が2528、1定点当たり9.72という驚きの数値が出ました。これは直近では2015年の大流行に匹敵する伸びであり、下のリンク先のグラフをご覧になるとまるでロケットが飛ぶがごとき急角度で増えています。

東京都での手足口病の流行状況(東京都感染情報センター)

手足口病とはどんな病気でしょうか

手足口病は通常は5歳以下の乳幼児を中心に夏に流行するウイルス感染症で、その主な症状は口の中、手のひら、足の裏などに数ミリ大の水疱を伴う発疹がいくつもみられます。肘や膝、お尻にも出ることがあります。通常は一週間以内でよくなりますが、高熱が出たり、喉の周囲の水疱による痛みで食事が困難になるなどの症状がみられます。これといった特異的な治療法はなく、解熱剤などによる対症療法が中心になります。多くは後遺症もなく治癒しますが稀に髄膜炎や脳炎を合併することがあり、注意が必要です。有効なワクチンはまだなく、予防はマスクの着用や手洗いの励行、流行期間には人混みをさけることなどが中心となります。

手足口病とは(国立感染症研究所)

手足口病になってしまったら

まずは安静が重要です。次に発熱による脱水を防ぐため経口補水液(OS1など)を少量ずつ頻回に飲ませます。咽頭痛による食欲不振については柔らかいもの、薄味のものを与えるようにしましょう。夏みかんなどの柑橘類やオレンジジュースは酸がつよくしみるので避けた方がよいでしょう。頭痛や嘔吐が伴う場合や高熱が長く続く場合には脳炎や髄膜炎の発生が懸念されますので、早めの医療機関受診をおすすめします。飛沫感染や接触感染によって伝染しますので、マスクの着用や手洗いの励行、特にウイルスは一ヶ月近く便に排出されるため、治った後もご家族も含めてトイレの後の手洗いを励行する必要があります。ステロイドの多用が症状の重症化の原因となると言われており、家にある手持ちのステロイド剤を使用することは避けましょう。

気をつけたい大人の手足口病

手足口病は子供がかかる病気として知られていますが、原因となるウイルスが複数にわたっており、過去に感染したのと違うタイプのウイルスに感染すると再び手足口病になってしまいます。特にお子さんから感染したとみられる親御さんが受診するケースも散見します。大人の場合は脳炎や髄膜炎を起こす重い手足口病になりやすいと言われており、予防が重要となってきます。接触感染や飛沫感染が主な感染経路ですので、インフルエンザと同様に、マスクの着用と手洗いを励行することに尽きます。その場合タオルも患者さん専用にして共有しないようにしましょう。また、治った後もウイルスが患者さんの便に2〜4週間は排泄されると言われているため、お子さんが治った後も一ヶ月程度はトイレの後の手洗いはお子さん自身だけでなくご家族もしっかり励行する必要があります。

咳エチケットや正しい手洗いについて今一度ご確認いただき、流行に巻き込まれないようにご注意ください。

咳エチケット(厚生労働省)
正しい手洗いの方法(自治医科大学附属さいたま医療センター)

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