感染性胃腸炎が増えています
2022.12.10
感染性胃腸炎とは、細菌やウイルスによる感染症です。
原因となる病原体にはノロウイルス、ロタウイルスの他、細菌や寄生虫もあります。
毎年秋から冬にかけて増え続け、感染経路は手で口に触れることによる(経口感染)、汚染された食品を食べることによる感染(経口感染)があります。
潜伏期間は1~3日、主な症状は吐き気、嘔吐、下痢、発熱、腹痛です。
特に乳幼児の方、高齢者の方は下痢等による脱水を生じることがありますのでの受診をおすすめします。
特に高齢者の方は誤嚥(嘔吐物が気管に入る)による肺炎を起こすことがあるため、
注意が必要です。
予防するには、とにかく石けんと流水による手洗いです!
特にトイレの後、調理、食事の前にはしっかりと行いましょう。
※感染性胃腸炎のウイルスにはアルコール消毒はあまり効きません
また家庭内で感染者が出た場合の吐瀉物などの扱いに注意してください。
感染者の便や吐物にはたくさんのウイルスが含まれています。処理の際には、汚染されないように手袋、エプロン、マスクをし使用します。
乾燥して空気中に飛散し、感染する場合もありますので、塩素系漂白剤の洗剤で消毒が必要です。
●嘔吐が止まらない ●水分の補給が出来ない●下痢が数日続く●血便が出た●高熱が出た場合●意識障害や失神などが出るようになった場合
どうぞ早めにご相談ください。