2023年のインフルエンザワクチン接種が始まります
2023.10.02
あっという間に秋風を感じる季節となりました。
今年の夏は様々な夏風邪が大流行し、インフルエンザウイルスにおいては夏の間も感染される方が増え、コロナウイルスとともに、通年感染するウイルスとなっています。
毎日の手洗い、うがいやマスクなどの感染対策も大切ですが、注意していても病気にかかってしまうことはあります。
そのため、重症化しないためにもワクチンを接種することはとても大切なことです。
インフルエンザワクチンの有効性は世界的にも認められています。
特にお子様、高齢者の方、基礎疾患などのリスク因子を有する方には積極的に推奨いたします。
インフルエンザウイルス感染症は、インフルエンザウイルスへの感染が原因の病気です。
風邪とは異なります。
国立感染症の発表でも、
【一般の風邪症候群とは分けて考えるべき、重くなりやすい疾患である】とあります。
インフルエンザの症状は咳や鼻水といった風邪に似た症状に加え、倦怠感、筋肉痛、38℃以上の発熱が出るなど、全身に症状が現れます。
軽症で回復される方、そして重症の場合は肺炎や脳炎になり、時には命を落とす危険性のある疾患です。
まずは、予防することが大切です。
例年ですと12月から2月にかけて流行のピークを迎えるため、11月末ころまでの接種が推奨されていましたが、今年は途切れることなくインフルエンザの感染者がみられましたため、早い段階でのインフルエンザワクチン接種をおすすめします。
インフルエンザウイルスは変化の早いウイルスであり、毎年流行するであろうウイルスの型を予想してインフルエンザワクチンを製造しています。
そのため、毎年接種する必要があります。
もし今 インフルエンザに罹患したとしても以前のウイルスの型なのか今年のウイルスの型なのかは見分けがつきません。
以上のことから、重症化を防ぐためにはインフルエンザワクチンの接種を推奨しています。